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[ URL:seilog.org ] Writtern by Seiji Nakamura

2021/3/30 (更新日:2022/2/14)

ブログの初心者はgoogle Search Console:サーチコンソール(無料)の基本的な見方を理解しましょう

Google Search Console(サーチコンソール)の見方をご存知ですか?

サーチコンソールは、あなたのサイトをGoogleがどのように評価しているかをチェックできる無料のツールです。
ブログの初心者が知っておくべき基本的な見方を説明します。
サイトを改善する一助にしてください。

目次

1. サーチコンソールとは
2. サーチコンソールとGoogleアナリティクスの違い
3. サーチコンソールの見方に関する基礎知識
 3-1. サーチコンソールのサマリー
 3-2. 検索パフォーマンス
 3-3. URL検査
 3-4. カバレッジ
 3-5. サイトマップ
 3-6. ウエブに関する主な指標
 3-7. モバイルユーザビリティ
 3-8. パンくずリスト
 3-9. サイト内検索ボックス
 3-10. セキュリティと手動による対策
 3-11. リンク
 3-12. 設定
4.サーチコンソールの見方
 4-1. アクセス数の多い投稿ページを確認する
 4-2. クリック率の多いキーワードを確認する
 4-3. 掲載順位が高い投稿ページを確認します
 4-4. アクセス数の多いキーワードを確認します
 4-5. 各要素の期間での比較をします
5. まとめ

ブログの初心者はgoogle Search Console:サーチコンソール(無料)の基本的な見方を理解しましょう

by Mediamodifier pixabay

1. サーチコンソールとは

「ウェブサイトにかかわるすべての方が Google 検索でサイトが表示される仕組みを理解し、表示を改善してサイトにより価値のあるトラフィックを集める方法を把握するために役立つ、Google の無料ツールです。」
とは、googleウエブマスターの説明です。

あくまでgoogleに限ったツールですが、googleを使用しているユーザーの市場での割合は圧倒的です。
また、yahooも同じ検索方式ですので、yahooも含めて解析ができます。
サーチコンソールの解析結果でサイトの状況を判断しても、状況を大きく見誤ることはないでしょう。

サーチコンソールの主によく参照する検索結果は以下です。
 ①投稿ページのクリック数:ウエブサイトのアクセス数
 ②CTR(クリック率)
 ③投稿ページの掲載順位
 ④クエリ:読者が検索時に入力する単語
 ⑤表示回数:読者の検索画面に表示される回数
(クリックされる前の状態で、表示後クリックされる場合とされない場合があります)

2. サーチコンソールとGoogleアナリティクスの違い

サーチコンソールは、ウエブサイトへアクセスする前を分析するツール
Googleアナリティクスは、ウエブサイトへのアクセス後を分析するツール
と言われています。

言い換えると、
サーチコンソールは、あなたのサイトを読者がどのように評価して流入しているのかを分析できます。
そのために、読者が検索時に入力する単語・アクセス数・ページが表示数などの情報から、検索に対してサイトの運営を最適化するのに利用するツールです。
googleアナリティクスは、ウエブサイトをアクセスした読者の行動を分析するのに利用するツールです。

サイトを始めたらGoogleアナリティクス2021(無料ツール)の基本的な見方を理解しましょうも参照ください。

3. サーチコンソールの見方に関する基礎知識

3-1. サーチコンソールのサマリー

 「サマリー」をクリック

サーチコンソールのランディングページ。
最初に表示される画面です。

検索パフォーマンス、カバレッジ、拡張の3か月分のデータが表示されます。

それぞれのサマリーデータをクリックすると、各項目の詳細ページへ遷移できます。

3-2. 検索パフォーマンス

 「検索パフォーマンス」をクリック

ウェブサイトが
Google検索で何回表示されたのか、
何回クリックされたのか、
平均掲載順位は何位か、
などが表示されます。

クエリ(検索キーワード)、
ページ、
日付などを
パラメータにして、
データ分析ができます。

後半で説明します。

3-3. URL検査

 「URL検査」をクリック

特定ページURLを入力して、Googleにインデックスされているか?
カバレッジに登録されているか?
モバイルユーザビリティは優良か?
などを検査できます。

赤枠部にURLを入力し、新たにインデックスさせることもできます。

*インデックスとは、googleの検索ツールに投稿ページを認識してもらうことです。
 インデックスされると、検索の対象になります。

3-4. カバレッジ

 「インデックス」「カバレッジ」をクリック

すべての既知のページを選択すると、
ウエブサイトにエラー・警告のページが有るか?
Googleにインデックスされて(有効)いるページがどれだけか?
インデックスから除外されているページがどれだけか?
が参照できます。

個別のページを選択すると、
詳細内容を参照できます。

 *但し、この「除外」は意図的な除外なので問題ありません。

3-5. サイトマップ

「インデックス」「サイトマップ」をクリック

サイトマップ(投稿ページを含めてウェブサイト全体の構成)の送信記録やステータスを確認できます。

また、このページから新しいサイトマップを追加することもできます。

3-6. ウエブに関する主な指標

「拡張」「ウエブに関する主な指標」をクリック

「PageSpeed Insightsを試す」をクリックすると、
モバイル・PCの表示速度などのパフォーマンスを把握できます。

表示速度が遅い場合は、改善できる項目も具体的に表示されるので対策を実施できます。

3-7. モバイルユーザビリティ

「拡張」「モバイルユーザビリティ」をクリック

スマートフォンなどのモバイルに関して、
テキストのサイズや
クリック要素同士の距離など、
モバイルユーザーのユーザビリティに関するエラーを具体的に確認できます。

3-8. パンくずリスト

「拡張」「パンくずリスト」をクリック

パンくずリストは、
Google検索でウエブページからの情報を分類するときに使用します。

この「ページ本文内のパンくずリストのマークアップ」の状態を確認します。

3-9. サイトリンク検索ボックス

「拡張」「サイトリンク検索ボックス」をクリック

サイトリンク検索ボックスを使用することで、
ユーザーは直接サイトやアプリを検索でき、
時間を節約できます。
サイトリンク検索ボックスの状態を確認します。

3-10. セキュリティと手動による対策

(1) 手動による対策

「セキュリティと手動による対策」「手動による対策」をクリック

Google の担当者がサイト上のページを目視で審査し、
Google の品質に関するガイドラインに準拠していないと判断した場合、そのサイトを検索結果から除外します。
問題が検出された場合は、すぐに対策が必要です。

問題を修正後、ここから「審査をリクエスト」できます。
再審査には 1 ~ 2 週間かかります。

(2) セキュリティの問題

「セキュリティと手動による対策」「セキュリティの問題」をクリック

セキュリティの問題が検出された場合に、
 ①サイトがハッキングされている、
 ②ユーザーに損害を与えそうな動作が検出された、など
警告が表示されます。

問題を修正後、(1)同様にここから「審査をリクエスト」できます。
再審査には 1 ~ 2 週間かかります。

*「手動による対策」や「セキュリティの問題」で問題が検出された場合は、すみやかに対策を行うことをおすすめします。

3-11. リンク

「リンク」をクリック

外部ページからリンクされているページURL、
外部のリンク元サイト、
リンク元のアンカーテキスト、
内部リンクの多いページのURL、
などを確認できます。

リンクのされ方(被リンク)、リンクの状況を確認して有効性を正しく判断してください。

*アンカーテキストとは、他のWebページのリンクに表示する文章のことです。

3-12. 設定

「設定」をクリック

登録したウェブサイト(プロパティ)に関する、所有権やインデックスクローラなどの情報を確認できます。
クリックで詳細の内容が確認できます。

4.サーチコンソールの見方

実際に、初心者がサーチコンソールを使って分析できる基礎的な項目について説明します。

4-1. アクセス数の多い投稿ページを確認する

投稿ページをアクセス数:クリック数が多い順番に並べる方法です。

「検索パフォーマンス」をクリック

「ページ」をクリック

日付を調べたい期間 ex.「過去6ヶ月間」に設定

「合計クリック数」を選択

下のクリック数の横の「↓」をクリックするとクリック数の多い順に表示できます。

4-2. クリック率の多いキーワードを確認する

あなたのサイトでキーワード:クエリをクリック率:CTRが多い順番に並べる方法です。

「検索パフォーマンス」をクリック

「クエリ」をダブルクリック

日付を調べたい期間 ex.「過去6ヶ月間」に設定

「平均CTR」を選択

下のCTRの横の「↓」をクリックすると、CTRが高い順に表示できます。

表示回数も同時に確認する必要があります。表示回数が少ないとCTRが多くても実際のクリック数は少なくなっています。

4-3. 掲載順位が高い投稿ページを確認します

アクセス数を増やすには掲載順位を上げる必要があります。掲載順位が高い投稿ページを解析し、その良いところを他のページにも織込む努力をします。

「検索パフォーマンス」をクリック

「ページ」をダブルクリック

日付を調べたい期間 ex.「過去28間」に設定

「平均掲載順位」を選択

下の掲載順位の横の「↓」をクリックすると、掲載順位が高い順に表示できます。

一方、下の掲載順位の横の「↓」を再度クリックすると、掲載順位が低い順にも表示できます。両方を確認することで平均掲載順位と投稿ページの関係を解析していきます。

4-4. アクセス数の多いキーワードを確認します

アクセス数:クリック数が多いキーワード:クエリを確認する方法です。

「検索パフォーマンス」をクリック

「クエリ」をダブルクリック

日付を調べたい期間 ex.「過去28間」に設定

「合計クリック数」を選択

下のクリック数の横の「↓」をクリックすると、掲クリック数が多い順に表示できます。

4-5. 各要素の期間での比較をします

合計クリック数、合計表示回数、平均CTR、平均掲載順位を期間比較をグラフで見えるように表示します。両方の期間の変化が見える様に表示します。

「検索パフォーマンス」をクリック

左図
日付は、「カスタム」で期間設定
例えば、過去28日間の比較の場合、左図のように【2-28~3-27】と【1-31~2-27】を入力し、適用をクリックします。

下図
「平均掲載順位」を選択すると、
【2-28~3-27】が実線で、
【1-31~2-27】が破線で表示されます。

「合計クリック数」、「合計表示回数」、「平均CTR」も選択すると同様に実線と破線で表示されます。

*但し、日付をカスタムにしないと破線のみが表示されるのでご注意ください。

⇒残念ながら、この図は28日後でも平均掲載順位が向上していないことがわかり、一層の対策が必要となります。

5. まとめ

 サーチコンソールの見方を説明をしてきました。他にも色々な活用方法がありますので少しづつ使い方を拡げていってください。

 *最後まで読んでいただきありがとうございます。
 舌足らずで説明不足の所はお許しください。

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